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オールドレンズの旅 TAMRN 35-70 1:3.5 CF MACRO ニコンとの比較

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 今日の写真、今年7月6日にこのブログ上に載せた場所、神社前のアジサイのある石垣が背景になっているその同じ所で撮っています。
 でもカメラボディは同じですが、レンズが違います。6日のはニコンの35㎜ F2.8の単焦点レンズ、今回のはタムロンの35-70 F3.5のズームレンズです。

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 二枚の写真を比べる場合、様々な条件の違いから安易に結論を出すのは危険であるのは十分承知の上ですが、あえて感想を書き留めてみます。
 ニコンの35㎜ F2.8での写真は、絞りが4.0、シャッター速度は1/500s、一方タムロンの35-70 F3.5では、焦点距離50㎜、絞り5.6  シャッター速度は1/100sでした。天候はどちらも梅雨空の曇りで、同じような条件でしたが、露出結果を見ると前者の方が多少明るかったのかもしれません。
 さて画像比較の感想ですが、驚くことにタムロンはズームレンズであるにもかかわらず、単焦点レンズのニコンを解像感、臨場感、立体感とも上回っているように感じます。無論発色も全く問題なくご覧のとおりです。
 先ほどお断りしたとおり、被写体ブレ、撮影者のスキル、構図など、ましてや時間が違いますから撮影結果の単純な比較はできないのですが、それにしてもズームレンズであるにもかかわらずタムロンの健闘は称賛に値します。
 読者の皆さんはブログ上の小さな、そして画質の低下した写真での比較ですから実感があまり感じられないかもしれませんが、これが高性能レンズの証である SP のつかない普及型なのですから、一体どうなっているのでしょうかという思いです。更にズーム全域を通じてF値が変わらないものも、このレンズのうれしい点です。
 下の写真も6日の写真と同じようなアングルで捉えた一枚で、これはマクロ域でなく通常の撮影での一部トリミングですが、その解像力の高さに驚くばかりです。
 このレンズ、外観のスタイルが良く、曲率の大きな対物レンズも魅力的で、名品であるのは間違いないところだと思います。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは TAMRN 35-70 1:3.5 CF MACRO。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算50mm、ISO320、F5.6、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。