日本の夏は本当にたくさんの虫たちに出会えるのですが、その代表はセミではないでしょうか。夏にセミの声が聞こえるのは当たり前で、日本の夏の風物詩と言えるのですが、海外では決しそうではありません。
これまでにカリブ海の常夏の国セントルシア、中米のコスタリカとベリーズと、いずれも熱帯地方の国で、それぞれ数年間を過ごしたのですが、これらの国のどの時期にもセミの声を、どこかで数回しか聴いた記憶がありませんし、姿は見たことがありません。場所によると思いますが、少なくともこれらの国では、セミはそれほどポピュラーではありませんでした。熱帯地方だからといって必ずセミが多くいるとは限らないようです。
さて今日の写真ですが、夏の虫の代表格のセミではなく、カミキリムシです。
先日、岐阜市郊外にある自宅近くの散歩コースを歩いていたところ、どこからか飛んできたカミキリムシが、まるで自身を私に誇示するのが目的かのように、すぐ目の前の草の葉に停まりました。
子供の頃、このカミキリムシを初めて見た当時、その不気味な姿が恐ろしく、この虫を大きく避けて通りぬけたことを思い出します。
今見ても、そのごつい姿はカブトムシやクワガタムシよりも迫力があり、私にとっては虫の中の王者です。
ところでこのカミキリムシ、どことなくダースベーダーに似ていませんか。というか、ダースベーダーはこの虫がモデルになっているのでは思わせるものがあります。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。