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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区のお祭り

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 昨日のこのブログで、クルックドツリー野生生物保護区にある大きな湖の、岸辺のハリーポッターの魔法の樹をご紹介しました。
 もちろんここは保護区だけあって見どころは、乾期の湖に集まる何万羽という鳥たちなのですが、それは残念ながら1年中見られるものではありません。
 見頃はその年の天候に左右されますが、乾期は早い時には12月から始まり6月くらいまでで、この時期内に湖の水位が下がり、ピークとなる1か月ほどの期間に集中して、国境を越えて周辺からたくさんの鳥たちが集まります。

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 この保護区の中に1000人ほどが暮らす村があるのですが、そこには特に産業がなく、多くの人は最寄りの街に働きに出ています。しかしながらこの村には上記の通り、ラムサール条約に登録されるほどの保護区という自然の観光資源があります。
 この村の発展を考えるとき、この自然資源を生かさない手はありません。現在でも世界各国から観光客が訪れていますから、自然環境を守りながらこの数を増やす努力をするのが手っ取り早い方法だと思います。
 皆さんご存知かと思いますが、国際協力事業団(JICA)は発展途上国の国づくりを応援しており、現在この村にも青年海外協力隊員を派遣し、環境保護と村の発展を支援をしています。
 さて今日の写真ですが、村では一年に一度、乾期に Fish Festival (魚祭り)を湖畔で開催して、村のアピールと観光客誘致に努力しているのですが、その祭りの日に訪れたときの3枚です。

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 祭りは極めてローカル色が強いのですが、それはそれで素朴さにあふれ、心和むひと時が味わえますし、なんといってもここで食べられる魚のフライがものすごくうまいのです。その写真がないのが残念ですが。
 2枚目の写真は、祭り会場に建てられた急ごしらえのレストランで、壁や屋根はヤシの葉で上手に造ってあり、トロピカルな田舎気分満点です。
 3枚目は、この日に漁師たちが捕った魚を網から外しているの場面で、彼らはモーターボートではなく、ご覧のカヌーを使用するのですが、魚が濃いためいつも大漁です。ただし普段は自然資源の保護のため、網は禁漁となっています。

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 使用機材のカメラは FUJIFILM FinePix F200 EXR。大きな写真の撮影データは、焦点距離9.1mm、35ミリ版換算42mm、ISO 200、F3.6、1/350sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。