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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ ポウイの咲く頃

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 中米の国ベリーズは、熱帯地方に位置することから一年中常夏の気候で、日本のような四季はありませんが、雨の多い雨季と、降らなくなる乾季があります。
 ブーゲンビリアやハイビスカスのように一年中花が咲いている種類がある一方で、この雨季と乾季に影響されるのか、一年のある時期だけに咲く花もあります。

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 その代表が今日の小さな写真にあるポウイで、まるで日本の桜のように3月から4月にかけてピンク色の花をつけ、その姿が遠くから見るとよく似ていることから中米の桜とも言われています。
 このポウイが時期を同じにして国中で一斉に咲きますから、その花に誘われて様々な野鳥たちがこのポウイの樹を訪れます。あるものは花の蜜を、あるものは花に来た虫を、そしてあるものは花びらを狙ってやってくるのです。
 そんなポウイが咲く時期はいつもより野鳥を多く見ることができますから、バードウオッチングのハイシーズンと言えるのです。

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 今日の写真はそんな時期に、この国最大の都市ベリーズシティの住宅地にある自宅周辺を散歩した際に、散歩コースの折り返し地点の川の近くで見かけた鳥たちで、頭の赤色と背中の縞模様がきれいなキツツキはアーモンドの樹に、緑色の体に翼の青色が映えるインコはマングローブの樹にいました。両方ともポウイの樹の近くです。
 都市の中でもこれらの野鳥たちを日常的に見ることができるのですから、ベリーズの自然は本当に素晴らしいですね。

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 使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。