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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 背景はアルツンハのピラミッド

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 中米の国ベリーズに住んでいた頃、週末はこの国最大の都市ベリーズシティにある自宅から、車で1時間ほどの所に、都市に最も近いマヤ遺跡のアルツンハ公園があり、何度もそこをを訪れました。
 その公園はかつてマヤ族が集団で暮らしていた古代都市だった場所で、現在修復された遺跡が多く残っており、その園内にある総てのピラミッドに登ることができます。

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 公園の周りはうっそうとしたジャングルですから、この開かれた場所は格好のバードウオッチングのサイトでもあり、時には珍しい鳥たちに出会うことができるため、その意味でも魅力的な場所なのです。
 大きな写真の背景になっているのは、ここの遺跡群の中の重要なピラミッドで、頂上にはいけにえを載せたのかと思われるような石の丸い台が造られており、また頂上近くから墓が発掘され、その中に人骨と共にヒスイで作られた人の頭部が発見されました。
 その発見された緑色の美しい彫刻は現在、銀行の金庫の中に厳重に管理保管され、国宝級の扱いだそうで、国賓が来訪した際に見せることがあるそうです。一般の人が拝める機会はないようです。
 下の小さな写真は、公園内の遺跡群の中で最も高いピラミッドから見た他のピラミッド群で、建造物が広場を中心にして造られているのがよく分かります。
 それにしても鉄器のない時代によくこれだけの工事をしたものと、ここを訪れるたびに感嘆します。

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 使用機材のカメラは Fujifilm FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離8mm、35ミリ版換算37mm、ISO 100、F4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。