今日の写真は、3様の光の違う状態で人を撮った作品で、当然ながらそれぞれに出来上がりの雰囲気は全く違っています。
一枚目は顔に直接光が当たっていなく、一般的にはこのような写真を目にすることが多いと思います。こういった照明だと顔はフラットな感じで、細部がよく分かりますが、一方でいつもよく見かけて知っているような写真で特徴がなく、面白みに欠けるような気がします。
2枚目は、顔の一部に光が当たり、コントラストが少し強くなっています。でもその部分は小さく一部にとどまっていますから、顔全体として大きな影響受けることなく、陰の部分は暗くならず、まだ細部まで判別できます。
3枚目の写真は顔半分に強い光が当たり、その部分は白く飛んでしまい、かろうじて目と頬の一部が見えるだけになっています。その強いコントラストは顔全体の色を失い、白黒のまるで切り絵のような世界を作っており、とてもグラフィカルな感じがします。
この3者3様の写真の好みは別れると思いますが、大抵は1枚目がポートレートしては無難で支持されそうですが、3枚目も4枚目のようにトリミングするとなかなか個性的でいいと思います。
使用機材のカメラは SONY CyberShot P200。大きな写真の撮影データは、焦点距離16.7mm、35ミリ版換算不明、ISO 100、F4.5、1/40sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
それにしてもこのカメラ、コンパクトとは思えないような素晴らしい写りを見せてくれます。