中米の国ベリーズに住んでいた頃、週末には自宅近くを散歩するのが習慣になっていました。自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅街にあり、周りには住宅が多かったのですが空き地も多くあり、また川が近くを流れていたことから緑も豊富でした。
散歩コースの折り返し地点はその川で、それはこの国最大のベリーズ川が下流で枝分かれした支流で、それが街中を流れる川とは思えないような、両岸にマングローブがうっそうと茂る環境でした。
その川と、両岸の緑濃いマングローブの林には様々な動物が住み、それらの動物に出会えるのが散歩の一つの楽しみでもありました。
そこで最も驚いたのが散歩で訪れたある日、川面に浮かぶクロコダイルを見かけたことでした。ここに住んでいるのは聞いて知っていましたが、まさか本当に自分の目で見られるとは思っていなかったのです。
今日の写真の背景は、その散歩の折り返し地点の川で、この撮影時には橋を架けるための工事が始まっていましたから、橋の柱脚を建てるため川底が掘り返されていました。
川の水は、乾期の時期には透明度の高い時があり、泳ぐ魚が見えたりします。
都市でありながら、ジャングルで見るような川の景色があるこの地点は、ベリーズでの私のお気に入りの場所でした。
2枚目の写真は、散歩コースの一部で、広い空き地(売地)の向こうに、この国の中産階級の人たちの住宅が見えています。その様子を分かっていただこうとパノラマにしてみました。
ちなみにここに写っている、いつもぬかるんでいるこの空き地では様々な水鳥たちを見ることができました。
使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離75mm、35ミリ版換算112mm、ISO 400、F9.0、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。