写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ ポウイに集まる Orchard Oriole (オーチャード オリオール)

f:id:photolifenet:20180120202021j:plain

 中米の国ベリーズの気候は、雨が降らなくなる乾期と、時にはハリケーンの襲来が心配される雨の多い雨季とに分かれているだけで、日本のような四季はありません。
 しかしこの国に生育する花の中には、熱帯によくある一年中咲いている花と、時期にならなければ咲かない花の2種があります。

f:id:photolifenet:20180120202042j:plain

 花は白色ですが、がくが様々な美しい色の熱帯代表代表するブーゲンビリア、ハイビスカスなどが一年中花をつける代表で、一方で一年に一度だけ花をつける代表が今日の写真のポウイです。
 このポウイは、日本の桜と同じで3月から4月にかけて一斉に咲き、またその色が遠くから見ると桜に似ていることから、中米の桜と呼ばれています。ただ写真のポウイはピンク色が強く、桜とは少し違いますが、もっと薄い、まさに桜色の木もあります。

f:id:photolifenet:20180120202057j:plain

 ポウイが咲くと、その蜜を目当てに多くの野鳥たちが集まりますが、今日の写真に写っている Orchard Oriole (オーチャード オリオール)もその仲間です。
 このオリオールはやはりこの樹に集まるフーデッド オリオールとよく似た姿をしており、違うのは色だけで、フーデッドは目の覚めるような美しいオレンジ色ですが、対してこのオーチャードは地味な茶色ですから注目度は比べものになりません。
 でもこれはこれで渋い味わいのある体色で、ピンクの花とのコントラストが美しいですね。

f:id:photolifenet:20180120202007j:plain

 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 G OSS。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換450mm、ISO 500、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。