中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから、内陸に向かって車で1時間ほどの所に、大きな湖を中心としたクルックドツリー野生生物保護区があります。
( 詳しくはこちらをご覧ください。http://visitcrookedtree.com )
ここにある湖は川を広くしたような形になっており、湖に挟まれた中州のような場所に集落があります。
海岸からここまで1時間走っても土地は平らで、標高も高くなく、雨が続くと洪水になり、時には村に続く道路は数か月の間水面下となってしまいます。そんな時、村への行き来はボートが唯一の交通手段となります。
しかしこの湖のおかげで、乾期の時期になると周辺からたくさんの水鳥たちが集まり、素晴らしい野生の世界を見せてくれ、その時期には世界中から観光客が訪れます。
ベリーズに住んでいた頃、週末にはこの保護区を訪れ、バードウオッチングをするのが楽しみでしたが、時期が外れると野鳥たちの数はめっきりと少なくなり、通常の状態に戻ります。
その通常の状態でも日本に比べて野鳥の数は多いですから、保護区の中を歩くのは楽しいひと時です。ただ、内陸ですから海岸地方に比べて昼の気温は高く、太陽は容赦なく肌を焦がします。
今日の写真はその保護区内での一場面ですが、背景の白い砂の道が光を反射し、暑さを助長しています。この道を歩くと日陰がオアシスのように感じられます。
下の2枚はこの道路沿いで見かけた蝶や花で、野鳥以外にもこういった日本では見られない自然を楽し無ことができます。
使用機材のカメラはSony α57、レンズは Sony DT70-300 。大きな写真の撮影データは、焦点距離85mm、35ミリ版換127mm、ISO 400、F7.1、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。