岐阜市近郊にある自宅周りで、これまで空を飛んでいる大型の鳥はカラスかトビだろうと思いこみ、特に注意を払わなかったのですが、ある時高い梢に停まっているトビほどの大きさの鳥が、トビとは少し違う体色をしていることに気づき、その姿を写真に撮って図鑑で調べたところ、それはノスリであることが分かりました。
それ以来、空を舞う大型の鳥はカラスやトビばかりでないと、注意して見るようになりましたが、そしたらこれまで見たことのない色々な鳥が見えるようになったのです。
そうしてこれまで見つかったのが、オオタカ、ハイタカ、チョウゲンボウ、そして今日の写真のノスリたちです。これには我ながら驚きでした。
ノスリはトビによく似ていますが、比較するとわずかに小さい感じで、背中の羽毛の色が薄く、空を飛んでいる時に見えるおなかの色は、トビの茶と白のまだらに対して白色ですから分かります。それに尾羽の形が違いますね。
ノスリは開けた農地や荒れ地で、高い梢や電柱のてっぺんなどで地上をじっと見ていることが多く、トビほどに頻繁に空を大きく旋回していることは少ないようです。
今日の写真は、自宅近くを舞うノスリですが、その姿は猛禽類特有の美しさがあります。
それにしても、こんな身近なところに多くの猛禽類がいることに本当に驚くとともに、普段の観察眼の低さを大いに反省しています。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離146.8mm、35ミリ版換400mm、ISO 400、F8.0、1/3,200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。