今日の写真のカワラヒワは、杉の木のてっぺんなどでズーイ、ズーイと鳴くかわいらしい姿で、若い頃に飼ったことのあるとてもなじみ深い野鳥ですが、これがなかなか写真にうまく撮れないでいました。
彼らは集団でいることが多く、群れの誰かに発見されるためか、容易に近づけませんし、それに体が小さいため、遠くからでは大きく写りませんから、鮮明にとらえるためにはどうしても近づく必要があるのです。
彼らは警戒心が強いのですが、その反面単純な部分もあり、こちらが動かないでじっとしていると警戒を緩めてしまうことがあります。
カワラヒワを撮るには、こちらから彼らに近づくのではなく、彼らがこちらに近づくチャンスを逃さないことが肝心かと思います。
一つの方法として、カワラヒワは人家の庭によく現れますから、それを普段から観察することでチャンスを見つけ、彼らに気づかれないよそっと窓を開けたりベランダに出て撮影の態勢を整えるのです。
また彼らをおびき寄せるために、庭などに彼らの好物である穀物やヒマワリなどの餌を撒いておくとより効果的かもしれません。
今日の写真は、自宅の隣の栗の木に来たところを捉えた枚です。庭から聞こえる独特の鳴き声から彼らが来ていることを察知し、静かにバルコニーに出て撮りました。カワラヒワは今日の写真のように茶色い体色と、もっと緑色が強い個体といますが、これはオスメスの違いのようです。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。