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ベリーズ 背景は山吹色の花

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 中米の国ベリーズは、赤道に近い熱帯地方に位置し、でも北半球ですから11月から2月にかけて少し寒いと感じる日はありますが、一年を通して温暖で、いつでも色鮮やかな花々が咲いています。
 花と言えばこの国で最も一般的なのは、日本人には中米の桜と呼ばれているポウイで、3月から4月になると大きく育つ木に、葉をつけずピンクの花だけをつける様は、遠くから見るとまるで桜です。

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 ポウイは桜と同じく品種があるようで、花の色に濃淡があったりするのですが、桜に比べると全体的に少しピンク色が濃い目で派手です。そのピンクの花が、群生地や道路並木などに一斉に花を付けるとそれは見事な景観です。
 その次に目につくのが、燃えるような赤色の花をつける火炎樹、フランボイヤです。ケニアセントルシアに比べると、市街地や幹線道路脇で見かける数は少ないのですが、それでも色が強烈なため、とても印象に残ります。
 そしてほかにもいくつかの花があるのですが、今日の写真の背景に写っている山吹色のゴールデンシャワーもまた、幹線道路などで見かけるとハット息をのむほどに美しい樹に出くわすことがあります。

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 この樹はどちらかと言えば雨を好むのか、ベリーズの中でも南部のより雨量の多い地域でたくさん見かけるような気がします。
 今日の写真は、ベリーズ最大の都市ベリーズシティから、車で1時間ほどの距離にあるクルックドツリー野生生物保護区内の集落の中で撮ったもので、この日は多少雲があったのですが、とても暑い日だったのを思い出します。
 この写真を撮った5月は、乾季から雨期に変わる季節の節目に当たり、3月から国中のあちこちで様々な樹に順に花をつけ始め、そして散りるのですが、その最後を飾るのがこの山吹色の花なのです。

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 使用機材のカメラはSony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算82mm、ISO 400、F9.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。