岐阜市近郊にある自宅近くに、山全体に道路や休憩所を整備した文殊の森公園があり、そこへ普段の生活で不足する歩くための運動を目的に、月に一度ほどの頻度で出かけます。
でも自然がいっぱいの公園ですから、歩いている途中に小動物や野鳥に出会う機会も期待できるため、望遠レンズをつけたカメラは必ず用意します。
今年の3月11日に、多少暖かくなり始めたことから、公園を久しぶりに訪れてみました。その時の様子はこのブログ上で以前にお知らせしています。赤いチンクエチェントやミヤマホオジロに出会ったあの話題です。
今日は公園内の一番低い山頂を目指していた時に出会ったコゲラをご紹介します。
コゲラはアカゲラやアオゲラなど他のキツツキに比べて体が一回り小さく、体色は色彩に乏しく地味で、撮った写真を見るとまるで白黒みたいに見えます。でもしいて言うならば頬とおなかに薄い茶色があります。
キツツキの多くの仲間は、海外の種類も含めて頭頂部に赤い羽毛があるのが多いのですが、このコゲラに見当たりません。でも実はあるのです。
今日の写真ではそれが分かりませんが、風などで頭頂部の羽毛が逆立つと、何とごくわずかですが赤い羽毛を持っていることが確認できます。
でもどうして、キツツキはそこまで頭頂部の赤い羽毛にこだわるのでしょう。もしかしたら、かつては1種類だった頭に赤い羽毛を持ったキツツキが現代の姿に枝分かれしたからなのでしょうか。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F6.3、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。