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日本 背景は江戸城の天守台

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 今日の写真は、以前東京に行った時、皇居を訪れた際に撮った3枚です。
 大きな写真の背後にあるのは、江戸城天守台の立派な石積みですが、天守閣は見ての通りありません。その天守台の所に説明文があり、以下の通り記されています。
 「最初の天守閣は、1607年、二代将軍秀忠の代に完成しましたが、その後大修築され、1638年、三代将軍家光の代に、江戸幕府の権威を象徴する国内で最も大きな天守閣が完成しました。外観5層、内部6階で、地上からの高さは58メートルありました。しかし、わずか19年後の1657年、明暦の大火(振り袖火事)で、飛び火により全焼し、以後は再建されませんでした。」

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 火事で焼失した後に再建されなかったのは、江戸幕府もさすがに財政が苦しかったのかもしれません。それに太平の世の中で、城の天守閣の必要性が薄れていたのかもしれないと、勝手に想像しました。

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 ところでこの天守台の石積みは、2枚目の写真でよくわかるのですが、上に積んである石がわずかに出ています。これはもしかしたら、石垣からの侵入者を避けるため、引っ掛かり部分を無くすためなの工夫でしょうか。
 それともただ単に、長年の振動による移動なのでしょうか。どちらにしても江戸城の石垣は一見の価値がありますから、機会があれば是非見に行かれることをお勧めします。

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 使用機材のカメラは Canon Power-shot S95。大きな写真の撮影データは、焦点距離9.8mm、35ミリ版換算47mm、ISO 200、F4.0、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。