この冬には、岐阜市近郊にある自宅周りで、こんなにもいるのかと思うほど、一度に沢山のイカルを見ることができました。一番多い時で、雪の降る日に出会った100羽以上の群れで、これまでに見たこないほどの数でした。
しかしこの群れも雪が降らなくなると途端に数が少なくなり、春になると群れどころかイカルそのものを見る機会が少なくなりました。でも声は聞こえてますから、それほど遠くに行っているわけではなさそうです。
そんな春の4月26日、自宅周辺の散歩の際に、根尾川河原の若葉が芽を吹いている大きな木から、数羽のイカルの鳴き交わす声が聞こえました。
それでこちらも口笛で応えると、それに反応したのか或いは全く関係なかったのか、近くの低い桜の木に飛び移ってきました。その中の一羽が今日の写真です。これまでの経験から、私の口笛に最も反応するのはウグイスですが、このイカルも反応しているような気がするのですが。
こんな経緯で、今回はかなり近くで撮影できたのですが、素晴らしいチャンスでも葉に邪魔をされたため、この写真が最高のショットでした。葉がなければと悔やみましたが、逆にもし葉が無ければこんなに近くまで来てくれなかったのかもしれません。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離210.2mm、35ミリ版換573mm、ISO 400、F6.3、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。