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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 頭上のノスリ

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 私が生まれた場所は、現在住んでいる岐阜市近郊からもう少し北に入った山間部でしたが、それほど離れていないことから、野山で見られる野鳥は似たような種類であろうと思っていました。
 ところが現在の場所に住み始めて、周辺を散歩するようになり、そこで見かける野鳥は同じではないことを知り、新しい発見が次々とありました。

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 ただこれは、野鳥を探す能力が増し、今まで見つけられなかったのを見られるようになっただけかもしれません。多くの場合、経験を積むほどに能力が増し、これまでできなかったことができるようになるのと同じだろうと思うのです。
 例えば、空を舞うカラスより大きな鳥は総てトビだと思い込んでいれば、トビ以外の猛禽類を見つけるのは困難です。私はまさにこの先入観に陥っていたのです。
 その先入観を変えてくれたのは、自宅近くの上空を舞うオオタカでした。たまたまその時オオタカがカラスに追われながら低く飛んでいたため、私の注意を惹き、それがトビでないことを知りました。その時以来、上空を舞う鳥はトビだけでないと慎重に観察するようになり、それ以降様々な猛禽類を自宅近くで見られるようになったのです。

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 今日の写真は、割と低く私の頭上を横切って飛ぶノスリです。ノスリとトビは似たような大きさで、背中から見ると、遠くからではなかなか見分けがつかないことがあります。
 でもおなか側は、3枚目のトビと比べるとよく分かりますが、明らかに色が違いますから、両者を見分けるのは容易です。
 この1枚目の写真が撮れたのは、2枚目の写真の通りノスリが枝にいるのを知っていたことから、彼が飛び立つのを待っていたからです。近くを飛び過ぎる絶好のチャンスでしたが、しかしあまりにも近く、それを追い切れずピントが甘くなったのが残念です。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F8.0、1/1,600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。