中米の国ベリーズは熱帯に位置しますから、日本とは違った種類の野鳥をたくさん見ることができます。
でも両国で似かよった種類も、それほど多くはないのですが生息し、例えばスズメ、ササゴイ、アオサギ、シラサギ、コサギなどはよく似ていますし、ミサゴに関してはほとんど同じと言えます。
でもいつも不思議に思うのですが、日本のカラスやトビに似ている鳥がいません。ですから中南米の人が日本を訪れると、黒く大きなカラスや猛禽の姿をして空を舞うトビなどに、そしてその数の多さに驚くのです。
ベリーズでは動物の死骸などを食べる鳥はハゲワシですが、その中の一種に全身真っ黒の姿をしたのがいますから、これが日本のトビとカラスの役割を兼ねているといえるかもしれません。
さて今日の写真のハチドリの仲間は、沖縄県は知りませんが、日本では見られない種類の代表です。
ハチドリは熱帯地方の鳥とはいえ、海抜ゼロメートル地帯から標高3000mを超える、熱帯と言えども寒い高地にも生息していますから、日本でも冬に雪の降らない南の地方では生息できるのではと思います。
写真のハチドリは、花の根元に穴を開けて、そこから蜜を吸っているのですが、これでは花として、蜜を提供する代わりに受粉の手伝いをしてもらえませんから、ありがたくないやり方ですね。
花には何か対策があるのでしょうか。
3枚目の写真は、我々が泊まったジャングルにあるホテルの敷地風景ですが、密林の中にポツンとオアシスの様にあり、ジャングルでのワイルドライフを楽しむことができます。
使用機材のカメラは Sony α55、レンズは Minolta AF100-300 Apo 。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。