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日本 オールドレンズの旅 Zoom-Nikkor 35-105 F3.5-4.5

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 私は現在ミラーレスフルサイズ一眼と言われるカメラのソニーα7Ⅱを持っています。今はこれの新型であるⅢが登場し、非常に評判が良く魅力的に見えるのですが、さりとて現在機のⅡに大きな不満がないことから買い替える気は今のところありません。
 このカメラを買った一番の動機は、これまでに世界中で登場した星の数ほどあるレンズを、最新のテクノロジーで使いたかったからです。

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 もちろんそのためにはボディとレンズをつなぐアダプターが必要ですが、オートフォーカスとか自動絞りにこだわらなければ比較的安く簡単に入手できますから、特に問題にはなりません。ところで昔のマニュアルフォーカスのレンズをオートフォーカスで使用できるアダプターが登場したのは驚きました。下にその記事を引用します。
dc.watch.impress.co.jp

 まさに技術の勝利ですね。
 このカメラに早速手持ちの古いレンズを装着して撮ったのが今日の写真です。
 カメラはセンサーを直接見ることができるミラーレスで、実際に写る画面が見えていますから失敗を事前に防ぐことが可能です。もちろん露出はオート任せで、ピントはファインダーの拡大機能を使えば極めて正確に合わせられます。そしてこのカメラの最大の恩恵は何といっても手振れ補正機能が働くことで、手振れによるピンボケを最小限にすることができます。

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 こうして撮られる、極めて正確な焦点と手振れの無い画像があまりに鮮明であることから、あなたはきっと驚くでしょう。そして古いレンズの本当の実力を知ることとなるのです。あなたはこの体験を通して、悪くすればレンズの泥沼にはまることになります。
 一方で最新カメラでも補いきれない古いレンズの欠点は、発色の悪さと逆光時のフレアーですが、でもデジタルですから後処理で改善できることもあり決定的な弱点とはなりません。
 それにしてもこのレンズ、古いズームですが現代のレンズに比べて遜色を感じません。実際に使用して感じるレンズ本体の質感も素晴らしいと思います。

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 使用機材のカメラは Sony α7Ⅱ、レンズは Zoom-Nikkor 35-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算55mm、ISO 320、F4.5、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。