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日本 少しオールドなレンズの旅  TAMRON SP AF 24-135mm F/3.5-5.6

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撮影時期は12月1日

 フルサイズミラーレスカメラが登場してから、俄然昔のレンズが注目を集めています。それは名前の通りシャッターが切れる度に上下するミラーが必要なくなり、フランジバックを短くすることができるからです。
 フランジバックが短くなると、カメラボディとレンズの間に適当なアダプターを付けることによって様々なレンズを装着できるようになります。例えばライカのMマウントボディにニコンのFマウントレンズはアダプターを通して装着可能ですが、ニコンのFマウントボディにライカのMマウントレンズは付けられません。これはフランジバックの長さの差に依るのです。
 フランジバックとはカメラボディマウント(レンズ後端のマウントと同じ)からフィルム面までの距離を言います。
 これまで世界中で発売された星の数ほどのレンズ総てが特殊な一部を除き、最新技術で作られたミラーレスカメラに装着可能ですから、カメラファンにとってこんなうれしいことはありません。おまけに自動露出、手振れ補正まで機能するのですから夢のような話なのです。

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 それはさておき、今日の写真の撮影レンズは、タムロンが会社創立50周年記念として2001年に発売した逸品で、高性能の証であるSPタイプです。以下はタムロンのサイトからの転載です。
 「超広角24mmから望遠側135mmまでカバーする、5.6倍広角高倍率ズームレンズ。最短撮影距離、全域40cmを達成。最大撮影倍率 1:3.3。ワイドからマクロまで多彩な撮影が可能。
 高精度・複合非球面レンズ4枚、ADガラス(異常分散ガラス)1枚を贅沢に使用。インターナル・フォーカス方式を採用し、小型軽量を図りながらSPレンズにふさわしい、高画質を実現。」
 https://www.tamron.co.jp/data/af-lens/190d.htm
 これまで使ったこのレンズの印象は、全域で解像感は高く、発色も問題ないと思っています。たださすがに逆光ではフレアーが出ますが、後処理でカバーできる程度であり、当時のレンズとしては優秀だと思います。ボケはきれいですから、今日の写真でお分かりの通り立体感は出ます。今でも現役で十分通用するレンズだと思います。
 撮影場所は、岐阜市近郊にある自宅から車10分ほどの距離にある根尾川渓谷の紅葉ポイントです。

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 使用機材のカメラは Sony α7Ⅱ、レンズは TAMRON SP AF 24-135mm F/3.5-5.6 AD ASPHERICAL [IF] MACRO 。大きな写真の撮影データは、焦点距離40mm、35ミリ版換算40mm、ISO 500、F5.6、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。