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日本 Nikon D200でスナップポートレート

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 岐阜市近郊の自宅近くを流れる根尾川は、下流に行くと西側から流れ出る揖斐川と合流し、根尾川の名前は消えて揖斐川となります。
 根尾川はほぼ全域で夏のアユ釣りが楽しめる流れがあるのですが、揖斐川は対照的に下流域の一部を除き、せせらぎの流れがほとんど見られません。
 その違いはダムの多さです。揖斐川中流域以上にダムがいくつもあり、流れがせき止められ、水はどこも常に湖のようになって溜まっています。今日の写真の背景がその様子です。

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 なぜこんな違いができるのか、それは私が考えるに多分、川の傾斜の違いです。川の傾斜が大きいほどその落差を利用して発電ができますから、ダムをたくさん作っても、短い距離で落差を稼げるため発電が効率的にできることになります。
 しかしこの点根尾川は傾斜が緩いため、発電に向かないのだと考えられます。すぐ近くの流れでありながら川の運命は大きく違っていますね。
 私は根尾川で育ちましたから、子供の頃から友釣りは友達の誰もがする遊びでしたが、揖斐川の子供たちはそんな経験がないのかもしれません。川の違いがそこに住む子供たちの生きざまを左右するのかもしれません。
 1枚目の写真は揖斐川町乙原にある橋の上からの上流部の景色で、川は山間の湖のように見える典型的なダム湖です。2枚目は同じ橋の上から下流部方向の景色です。
 ところでこのカメラ、今から見ると発色が良くなく、当時の基準からしても平均以下だったと思います。撮影後はいつも後処理が必要でした。ボディの造りなど機械部分は素晴らしかったのですが。

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 使用機材のカメラは Nikon D200 レンズは Sigma DC 18-125mm F3.5-5.6 D。大きな写真の撮影データは、焦点距離18mm、35ミリ版換算27mm、ISO 140、F7.1、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。