岐阜市近郊にある自宅の周辺を、雨でも降らない限りカメラを持って散歩するのが日課になっています。
現在の冬のこの時期、他の季節に比べて多くの種類と数の野鳥を観察することができるのは、山から餌を求めて里に下りてくる種類と、北からの渡り鳥たちがいるからです。
ですから冬のこの時期しか見られない鳥がいるため、バードウオッチャーにとっては貴重な季節なのです。もちろん夏になれば南からの渡り鳥が現れるんですが、葉が茂る季節は野鳥を見つけるのが難しくなり、鳴き声は聞こえても姿は簡単に観察できくなります。
今日の写真は、冬の鳥であるアオジとクロジですが、この2種は渡り鳥でなく日本の北部や山地で繁殖しますから漂鳥ということになります。自宅周辺では夏には見られなくなる種類です。
今日の写真は、1枚目がアオジのオスで、顔の色のコントラストがメスに比べてはっきりしています。
2枚目がアオジのメスで、オスに比べて全体的に淡いトーンになっていますし、ほおの白い線があまり目立ちません。更にはクチバシの色が違います。
そして3枚目が、クロジの多分メスですが、こちらはアオジのオスのようにほおの白い線がはっきり出ています。
このアオジとクロジ、こうして並べて見比べるとはっきり区別できますが、個別に見ると、条件によっては見間違えてしまうほどよく似ています。それに彼らは同じ群れにいることが多いこともあり紛らわしいのです。
これらの写真はいずれも、今月12日にいつもの散歩コースで撮影したものです。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。