今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅の周辺を、カメラを持って散歩した際に出会ったカケスなどの野鳥です。
散歩道は杉やヒノキなどの林に囲まれた国道の道、根尾川沿いの河原の小道、柿畑そして田んぼや麦畑の中などの農道がコースとなっています。
このように変化に富んだコースであるため、一年を通して見られる野鳥の種類は多く、実に様々な鳥たちを見ることができます。
例えばこのコースが柿畑の中だけであればカモなどの水鳥は見られず、ヒバリが現れることもないでしょうし、また今日の写真のカケスも姿を見せることはないでしょう。
今日の写真のカケスを見かけたのは、周りが麦畑で、その中にフェンスで周囲を囲まれた広い農場にある木なのですが、ここでこの種類を見かけたのは初めてのことです。通常カケスは国道沿いの杉林で見かけるのですが。
2枚目のイカルは、このカケスがいた同じ木に停まっていました。そこはいつもイカルを見かける場所で、いわば彼らの低位置です。
3枚目は、柿畑で見かけたキジで、かなりの距離があったことから小さくしか写りませんでした。キジはこちらが彼らを見つける前に、彼らに見つけられてしまいますから、なかなか近づくことができません。
キジの回りに、柿畑でありながら長い草が生えているのは、栽培をあきらめた農家が柿の木を切った場所で、それ以降畑の手入れをしていないためです。最近特にこのような場所が増えていますが、その原因は後継者不足なのです。日本の人手不足がこんなところにも現れています。
なおこれら3種の野鳥は、今年2月12日の同じ日に見かけたものです。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。