岐阜市近郊にある自宅から車で15分ほどの所に、それほど高くないいくつかの山に散策道などを整備した自然公園、文殊の森があります。
公園の入り口近くにはバーべキュウテラス、バンガロー、滑り台などがあり、家族で楽しめる憩いの場となっておりますが、夏場のバーベキューテラス以外、休日でもそれほど人出は多くなく、せっかく良く整備された場所でありながら、少し寂しい感じがします。
いくつかの山に渡って縦横に走る散策道は変化に富んでおり、春の桜、ツツジ、夏の青葉、秋の紅葉と四季を通じて楽しむことができ、また山からの素晴らしい眺めも一見の価値があります。
またこの散策道は、針葉樹ばかりでなく、その大半が広葉樹の森となっていますから、多種類の野鳥を観察することができます。ただ、この森から想像するほどに、これまで多くの鳥たちに出会っている訳ではありません。これについては少し意外に思っています。
今日の写真は、今年の3月28日に散策道を歩いている時に出会ったコゲラですが、彼らは鳴きませんが、いつも木をつつくドラミングが聞こえますから、耳を澄ましていれば発見するのはそう難しいことではありません。この文殊の森で最も出会う機会が多い鳥の一種だと思います。
コゲラはそれほど人を怖がらず、無心で木をつつくその姿は、体が小さいこともあってかわいらしく、とても愛くるしいキツツキだと思います。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。