岐阜市近郊にある自宅周辺は、日本各地で見られる典型的な農山村地帯で、一年を通じて豊かな自然が息づいています。
かつてこの辺りの農家のほとんどが米を作っていましたが、減反政策が始まる頃になるとそれまでの田んぼに、それまで以上に柿の木を植えるようになり、その後は麦畑が増え、今では水田はほとんど見られなくなっています。
こういった変化は、野生動物たちにどのような変化を与えるのか興味深い所ではありますが、思うに、羽化前に水中で育つトンボやホタル、それに水中でオタマジャクシとして育つカエルなどの数は減り、それを餌とする動物たちも減っているのだろうと思います。
カエルが減ればヘビが減り、それを狙う猛禽類も少なくなるはずですから、それを思うと寂しい気がします。
今日の写真は、自宅隣の栗畑に現れる冬鳥のジョウビタキで、今年も元気な姿を見せてくれていましたが、もうそろそろ北に帰ったかもしれません。
私は幼い頃にこのジョウビタキを見て、その美しさに感動し、鳥が好きになったような気がします。来年も元気な姿を見せくれることを祈っています。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。