4月14日の月曜日、私の職場の定休日に当たる月曜日、岐阜市近郊にある自宅の周辺を、近頃休みがちになっているいつものコースの散歩に出かけました。
その散歩コースには柿畑があって、農家の人は仕事始めが早いことから、8時過ぎだと既に誰かが働いていいたり、近所の人が散歩したりしていることが多いのです。
この散歩コースにはキジが良く出るのですが、誰かが通った後には動物も野鳥も何もいないことが多いため、人に先を越されないためにと近頃は7時半までに家を出るようにしています。
この日の散歩は幸先よく、オスとメスのキジのつがいを見つけ、静かに距離を縮めながら写真を撮っていました。
オスのキジに焦点を当てて数枚撮ったところ、突然画面の右からキツネが現れました。私はとても驚きましたが、それはまるで映画を見ているようなすごく自然な登場でした。
キツネはこちらには全く気が付いておらず、無警戒で悠々と画面を横切っていきます。この時私はキジを撮るべきか、それともキツネか、大いに迷いました。
結局数枚キジを撮り、その後カメラでキツネを追いましたが、彼はこちらに気づくことなく歩いていました。
しばらく撮ったのち、試しに或いは驚かせてやろうかと私が動くと、彼はやっとこちらに気づき、ハットして私の顔を見て、すぐに踵を返して近くの林の方向に走っていきました。彼のその驚いた顔が今でも思い出されます。
この辺り、サルもよく出ますから、それこそまるで桃太郎の世界のようで楽しくなります。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。