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ベリーズ 背景はアルツンハ遺跡公園のポウイ

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 中米の国ベリーズには、全国各地にマヤの古代遺跡が散らばっており、それはこの国の大切な観光資源で、一年を通じて海外から多くの観光客を集めています。
 遺跡のある公園は、もちろん中には紀元前に建てられた石造りのピラミッドが人気なのですが、同時に、そのピラミッドが位置する熱帯地方特有のジャングルも人を集める魅力に溢れています。

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 ジャングルには多種多様な樹木が繁り、その多くに美しく大きな花をつける木が少なくありません。その一つが今日の写真の背景になっているポウイで、熱帯地方である中米から南米にかけて広く分布している、この地域では最も一般的な種類です。
 このポウイの花は3月から4月にかけて一斉に花が開き、その色が淡いピンク色であること、葉をつけるより先に花が咲くことなど、時期と咲き方、花の色が日本の桜を連想させることから、このポウイのことを、こちらに住む日本人の間で、望郷の念も込めているのか、中米の桜と呼でいます。

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 今日の写真は、この国最大の都市であるベリーズシティから、車で1時間ほどの距離にあるマヤ遺跡公園のアルツンハで撮影したもので、背景は美しいポウイです。
 2枚目3枚目は、やはり同じくアルツンハでの撮影で、オーチャードオリオールやフーデッドオリオールたちが、ポウイの花の蜜を求めて集まってきている場面です。
 さしずめ日本での、桜の花の蜜を求めて集まるヒヨドリメジロといったところですね。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離70mm、35ミリ版換算105mm、ISO 400、F9.0、1/500sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。