岐阜市近郊にある自宅の周辺では現在、野山や人家の庭に色々な花が咲いており、目を楽しませてくれていますが、その中でこの季節、散歩道を歩いていて最も印象的な花が今日の写真のシャガ(射干)です。
この花は杉林などの日当たりの悪い場所を好んで咲く珍しい種類で、あるインターネットサイト( https://horti.jp/16824 )の説明によれば、
「シャガは、アヤメ科・アヤメ属に分類される常緑性の多年草です。中国が原産とされ、日本にも古くから帰化していました。人里近くの森などやや湿った薄暗い場所に自生し、根茎を伸ばして広がります。
草丈は50~60cmほどに生長し、肉厚で光沢のある葉っぱをすっと伸ばして外側に垂れ下げています。そして、春になると、アヤメに似た白い花を咲かせます。花には青色の斑点がいくつも入り、中心部分が黄色く色づいていることが特徴です。
この花は1日で枯れてしまいますが、次々と新しい花を咲かせます。また、三倍体という種類の植物で、種を付けません。そのため、全国に広がった経緯ははっきりとはわかっていないんです。」
という風に少しミステリアスな背景がありますが、その可憐な姿は見る者を魅了する不思議な力があるように感じます。
3枚目の写真は、シャガが群生する場所から見かけた、根尾川で餌探しをするアオサギです。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離151.1mm、35ミリ版換算412mm、ISO 400、F 4.0、1/840sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。