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ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区の裏の湖

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 中米の国ベリーズは、国土面積が日本の四国ほどしかないのですが、人口が36万人と極端に少なく、そのためと共に加えて、国土全体の標高が低く湿地が多いこともあり、開発が進んでおらず、結果として多くの自然が残されています。
 この国最大の都市であるベリーズシティから、車で北西に1時間ほどの距離に、国際的な湿地の保全を目的としたラムサール条約に加盟しているクルックドツリー野生生物保護区があります。

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 この保護区には川幅が大きく広がったような湖があり、乾期の水位が下がる時期には近隣から国境を越えて多くの水鳥たちが、魚を求めて集まります。
 ここで見られる代表的な水鳥はサギ類やトキ類、ウの仲間が多いのですが、白いペリカンや保護区でマスコット的存在のジャビルは体が大きく見応えがあり、出会えればうれしい鳥たちです。

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 今日の写真は、この保護区の水鳥が集まる湖ではなく、現地の人たちが言う裏の湖での4枚です。
 この湖は水面がほとんど水草に覆われ、水の見える部分はほんのわずかで、2枚目の写真の通り、地平線の彼方まで真っ平な草原のように続きます。見た目はこの水草の上を歩けるような感じですが、試してはいません。何といってもここには人を襲うワニがたくさんいますから。

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 水面の見える部分には、ベリーズ全国で見られる白い水連が咲きますが、場所によっては花の直径が20㎝を超えるような大きなものもあります。
 そして湖の上空にはハゲワシとミサゴが優雅に舞っていました。特にミサゴは青空に映えてきれいですね。

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 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,250sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。