写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 自宅上空の定期便

f:id:photolifenet:20190706203627j:plain

 滞在当時、中米の国ベリーズの自宅は、この国一番の都市であるベリーズシティの、中心部から車で15分程の住宅地にありました。
 ベリーズシティには空港が二つあり、一つは国際空港で街の中心部から25分ほどの距離でした。もう一つは市内の海岸にあり、こちら滑走路の短い国内線専用で、レシプロ機しか使用できません。

f:id:photolifenet:20190706203704j:plain
 ベリーズは日本の四国より少し大きい程度の国土ですが、南北に長いことから、国土の南北のほぼ中央にあるベリーズシティからの移動距離は長く、陸路では時間がかかります。
 公共交通であるバス路線網は発達しており、全国のどこでも大抵はバスで行けるのですが、急ぐ場合は航空機を利用します。
 ベリーズは国土面積に対して人口はわずか36万人と極端に少なく、都市と呼べるのはベリーズシティのみで、地方にあるのは精々2,3万人の町です。
 しかし国土はどこまでも平ですから、空港はどこの町にも整備されており、空路は発達しています。よってビジネスマンや裕福な人は長距離の移動に空路をよく利用します。

f:id:photolifenet:20190706203721j:plain
 ベリーズシティの自宅上空は、ベリーズシティ国内線空港に侵入する空路に当たっており、夕方には地方からのたくさんの飛行機が通過します。
 今日の写真は、夕方に見られるその地方からの飛行機のマヤアイランド航空会社の機体で、このほかに、トロピックエアーというもう一つの航空会社が似た様な機体を運行しています。
 夕方に飛ぶ飛行機は夕日に映えて美しい姿を見せてくれるのですが、その頃には野鳥たちも昼間の活動場所からねぐらに帰る時間帯に当たり、この飛行機と同じように自宅上空を通過します。
 2,3枚目の写真は、ねぐらに帰るために自宅上空を通過する White-fronted Parrot(ホワイトフロンテッド パロット)で、時には30羽以上の群れで移動することがあります。
 このインコの他に、ムクドリモドキのブラックバード、シロトキ、サギなども通過しますが、鳥たちも毎日通勤しているのですね。

f:id:photolifenet:20190706203745j:plain
 使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。