数日前に動物や植物に詳しい友人から、文殊公園に行った際に思いのほか様々な鳥の声を聴いたり見たりし、更に切り立った崖の斜面にオオルリの巣を見つけたとの電話がありました。
それを聞いたからにはすぐにでも行きたかったのですが、あいにくお天気が悪く出かけることができず数日が過ぎました。
そして今日の日曜日、朝から空には青空が見え、これまでの蒸し暑さも多少和らいだ日となったことから、カメラを持って自宅から車で15分ほどの文殊公園に出かけました。
駐車場からメインの登山道を上り始めたところで、道の脇の桜の枝に小鳥がいたのを見つけ、それがこれまで見たことのない羽毛色でした。一瞬だけでしたが、喉の黄色のコントラストが目だったことからノビタキではないかと思います。
登り始めに珍しい鳥に出会ったことから一気に期待が膨らみ、気は急ぐのですが、久しぶりの登りは思いのほかきつく、足が思うように前に出ません。それに多少ましになったとはいえ、湿度は高く汗が噴き出ます。
何とか頂上付近の尾根を歩く平坦な道に出たところで、友人が言っていたオオルリの巣らしきものが見つかりました。でもそれは下から見上げる角度であることから中の様子は分からず、出入りする鳥も見られませんでした。
現在山は若葉が茂り見通しが効かず、こんな時の野鳥観察は難しいのですが、意外にも数種類の野鳥たちに出会うことができました。
その一つが今日の写真の、多分サメビタキです。私にとっては生まれて初めて出会った種類で、姿を手持ちの図鑑で調べたところ、これだろうと思います。つぶらな大きな目が特徴的です。
これ以外にもこの日に数種類の鳥たちに出会ったことから、今後おいおいご紹介していく予定です。
3枚目は頂上付近の散策道から南東方向を見た景色で、最も遠くに見えるのが南アルプスの一部かと思います。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。