中米の国ベリーズに滞在していた当時、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの中心市街地から車で15分程の住宅地にありました。
その自宅から北へ向かう国道を挟んで、海岸沿いに造成された高級住宅地があり、週末に散歩でそちらに行くことが度々ありました。
ベリーズシティはカリブ海に突き出た半島の上にあることから、3方が海岸になっています。また土地は川によって運ばれた土砂が溜まってできた扇状地ですから土地の標高が低く、そのためあちこちに水場があります。
この散歩コースの高級住宅地は遠浅の海岸を埋め立てて造成されたもので、その造成の段階で運河が造られ、各戸の表には道路、裏には運河があり、そこに船着き場があるといった具合になっていますから、各家とも車とボートを持っているのが普通です。発展途上国と言えどお金持ちは常に豊かなのです。
この住宅地の運河もそうですが、ベリーズシティには水場がたくさんあることから、市街地と言えども野生動物が多く生息し、日常的に彼らによく出会います。
今日の写真の一枚目は、運河のそばにいた Yellow-crowned Night-Heron（イエロークラウンド ナイトヘロン）で、運河の反対側とはいえかなり近くまで寄ったのですが、こちらを警戒する様子はありませんでした。
2枚目は市街地ではあまり見かけないクラウンビルド アニで、上下に大きなクチバシが特徴的な鳥です。
3枚目は全長が1ｍ近くにもなるトゲオツギオイグアナで、街中を問わずどこでも見られ、家の床下に住んでいます。
4枚目は上記の高級住宅地の道路ですが、高級地域でありながら道路舗装がされていません。こういったところが発展途上国らしい一面ですね。
使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
