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日本 根尾春日神社の大フジ

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 岐阜県本巣市の最も北に位置する根尾地区の、根尾中学校の道路向かいに広い境内を持つ春日神社があります。
 その春日神社の参道の真ん中に、ここの境内で最も太い杉の木に、登り竜のごとき巻き付く、目通り1.06mの本巣市が平成4年に指定した天然記念物の大フジがあります。

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 その大フジの根元に設置されている案内板によれば、文化4年(1804年)の書物に、周り三尺五寸余りと記されていることから、当時すでに相当な大きさであったと書かれています。
 今から200年前に書物に書き記されるほどですから、当時既に如何に大きかったかが分かりますし、その当時と比べて現在それほど大きく変化してないことから、如何に成長がゆっくりであるかが想像されます。この大フジ、いったい樹齢はどれほどなのでしょうか。もしかした500年以上かもしれません。
 今日の1枚目の写真は、春日神社境内の奥から入り口の鳥居の方向を見た景色で、大フジが大木の杉に巻き付いているのがよく分かります。

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 2枚目は大杉の側から見た大フジで、この写真で大フジの大きさがご想像いただけると思います。大フジの根元近くは木肌を保護するためなのか、金属のネットが巻かれています。
 3枚目は大フジの根元にある記念碑と案内板です。それ程有名な名物でなくとも、各所にこういった説明があるとありがたいですね。
 ちなみにこの境内には、この天然記念物の大フジ以外にも、これより少し小さめのフジ蔓が他に2本あります。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距離10mm、35ミリ版換算27mm、ISO 400、F 3.5、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。