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日本 上大須ダムの現在の様子

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 岐阜県本巣市の根尾地区に、東谷の集落の終点となる上大須があります。そこには珍しい揚水式ダム発電所があり、下側のダムまで車で行くことができます。
 揚水式発電ダムとは、上と下の高低差のあるダムを二つ作り、夜の余剰電力を使って水を上のダムに挙げて貯め、昼間の電力需要が高い時間帯に、その水を上のダムから下のダムに落として発電するシステムです。

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 通常の水力や火力での発電では、夜の需要の少ない時間帯に発電量を落とすといった調整は難しいことから、どうしても電力需要の低い夜の時間帯には電力が余ってしまいます。
 この余って無駄となる電力を利用するのですから、この揚水式ダム発電は合理的な方法に違いありません。

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 1枚目の写真は、今月8日に上大須ダム訪れた時の下側のダムの様子で、この日はお天気が良く美しい水面が印象的でしたが、これまで見た中で一番水位が低かったのには驚きました。夜のうちに水を上に揚げたから水位が低いのでないのは、のり面の乾き具合を見れば分かります。もう長いこと水位が低かったようですが、最近雨が少なかったのでしょうか。

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 2枚目、3枚目はダム湖の水面に見えた鯉で、すくなくともこの一角で5匹を見ました。大きく成長していますが、こんな山奥の谷川に鯉がいたのでしょうか。それともダムができた後に誰かが放流したのかもしれません。
 4枚目はダムを背景にした一枚ですが、ダムがロックフィル式であることがよく分かります。大きな石を表面をきれいに揃えて積んでありますが、こんなにきれいに積む必要があるのか、その理由を知りたいものです。例えばきれいに積めば崩れにくいとか、或いは風化に強いとか。
 ところで、このダム周辺の紅葉は美しいですよ。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距8.9mm、35ミリ版換算24mm、ISO 400、F 6.3、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。