カリブ海に浮かぶ島国セントルシアはどんな島なのか、なかなか想像はできないと思います。
アジアの国なら行ったことがある人は多いかもしれませんが、カリブ海となると日本からは遠く、よほどの目的でも無い限り訪れる人は少ないのでしょう。
緯度は熱帯地方に位置し、気候は温暖で一年中あったかいのですが、一年を通じて北東からの貿易風が吹きつけるため、日本の真夏のようなあの蒸し暑さはほとんどありません。日中でも日陰に入れば涼しいほどなのです。
国土面積は日本の淡路島ほどしかありませんが、地形が変化に富んでおり、色々な自然を楽しむことができますから、国土の大きさ以上の広さを感じさせます。
セントルシアは自由で開かれた国ですから、物資は豊富で交通の便も悪くないため一年を通じて観光客が多く、そのためのホテルなどの施設は整っています。
過ごしやすい気候、それに比較的安全であることから別荘が多く、またリタイヤした人たちが住むにはちょうど良い所なのでしょう、島北部の高級リゾート地には多くの住宅が建っていますし、大使公邸などもあります。
今日の写真はそんな住宅ですが、どれもデザイン、材料とも凝った造りで、庭もきれいに手入れされています。
1枚目はいかにもイギリスを思わせる落ち着いた造りですが、庇にカリブの様式を入れて熱帯らしさを演出しています。庭はブーゲンビリアが美しく咲くイギリス庭園になっていて、いつまでも見飽きないセンスの良さを感じさせます。
2枚目は広い敷地に塀をめぐらした高級そうな家ですが、多分大使公邸でしょう。庭木のフランボイヤがきれいですね。近くにゴルフ場があり、家からの見晴らしはいいはずです。
3枚目はヨットハーバーに近いタウンハウスで、敷地内には広いプールがあり、好きな時に泳ぐことができます。また各戸にはボートを着けるための専用の桟橋まであります。
世界には夢のような生活ができる国があるのですね。実はセントルシアは発展途上国なのですが。
使用機材のカメラは Fujifilm Finepix F420。大きな写真の撮影データは、焦点距離11.5mm、35ミリ版換算 78mm、ISO 160、F3.9、1/170sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。