写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 街路樹の Hoffmann's Woodpecker (ホフマンズ ウッドペッカー)

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 中米のコスタリカに滞在していた時に、自宅は首都のサンホセの中心街から少し離れた住宅地にありました。市の中心部から歩いて大体20分ほどの距離でした。
 サンホセの中心部市街地や、郊外の衛星都市とを結ぶ様な幹線道路は渋滞が激しく、朝晩は決して運転したくないような込み具合になります。
 しかし幸い自宅前の道路はそういった込み合う幹線道路から外れており、大雨が降って渋滞が広がらない限り大抵は穏やかな交通量です。

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 その道路に並木として落葉樹が植えられているのですが、その中の何本かは枯れ始めているものがあり、時々水けを失った枝が歩道に落ちていたりします。枝が上から落ちてくるのですから、歩行者に危ないかもしれませんが、しかし枯れていて軽いことから深刻な怪我に至らないと思います。
 その枯れ木の中の1本は、自宅を出たすぐ目の前にあったのですが、その木に Hoffmann's Woodpecker (ホフマンズ ウッドペッカー)が巣を作って子育てをしていました。
 このキツツキに似た種類はベリーズにいるのですが、大きさや模様が同じでも色が少し違います。ベリーズのは、コスタリカの後頭部やおなかの下部の明るい黄色の部分が赤色になっている色違いです。

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 コスタリカベリーズは同じ中米で、それほど距離が離れているわけではないのですが、なぜか色違いの鳥を多く見かけます。これって何となく不思議な気がするのですが。
 今日の写真はホフマンズ ウッドペッカーのメスで、子育て中なのでしょう、何度もこうして餌を巣穴に運んでいました。
 彼らは人間をそれほど警戒しませんから、巣穴のすぐ近くまで寄って写真を撮ることができました。それにしても歩道の街路樹の手を伸ばせば届くような場所に巣を作るのですから、よほど人間を信頼しているのですね。

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 使用機材のカメラは Sony α100、レンズは Minolta AF35-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離90mm、35ミリ版換算135mm、ISO 100、F6.3、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。