今日11月17日、昨日に続いて本巣市側から馬坂峠を越えて徳山ダムに行ってきました。
空は朝から青空で快晴、絶好の行楽日よりです。自宅前の国道は朝からひっきりなしに北の方向に車が通ります。山の紅葉を目指しているのでしょう。
徳山ダムに着いたのは午前11時ころ、途中沢山の自転車を追い越したのですが、ほぼ全員が似たようなユニフォーム姿で、ヘルメットなど装備は万全に見えました。ここは登りが急ですから初心者向けのコースではないのでしょう。
徳山ダムのダム湖は想像以上の大きさで、その景色に圧倒されました。これが巨大プロジェクトであったことがよく分かります。
湖の周りの山々の紅葉は美しく、とてものどかなのですが、一方でこの水の下に徳山村が沈んだのかと思うと複雑な気持ちになりました。
ダムを作ろうと思い立った人は、村の人々が自分の故郷を失ってでもダムを作ることの方が重要と考えたのでしょうか。その根拠は何だったのでしょう。
それにダム建設を、村では最初に村長に話したのでしょうが、その時の村長の思いはどうだったのでしょうか。
結局最終的には村の同意を得てダム工事が始まったのでしょうが、村人たちは自身の故郷が沈むことをどう思ったのでしょうか。
一つの村を沈めてまでこのダムを造る必要があったのでしょうか。私はダム建設反対者ではありませんが、ダムを眺めていると様々な疑問が浮かんできました。
1枚目の写真は、徳山会館からかつての村の中心地であった方向を見ています。
2枚目はやはり徳山会館のテラスから撮った一枚で、このテラスには過去の村の写真と現在を比較した説明があり、上記の思いを一層強く喚起します。
3枚目は徳山会館の反対側の橋からで、ここからの風景でダム湖の広さがよく分かります。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距8.8mm、35ミリ版換算24mm、ISO 400、F 7.1、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。