以前このブログ上で、日本一の貯水量を誇る徳山ダムに行ったことはお話ししました。
そこは岐阜市近郊にある自宅から、車で1時間弱で行けるとはつゆ知らず、これまで訪れることはなかったのです。恥ずかしながら私の頭の中に、このダムの地理的位置関係が全く入っていませんでした。
思いがけず訪れたそのダム湖は想像以上に大きく、これがとんでもなく大がかりなプロジェクトであることを実感しました。それに何といっても当時そこに人が住んでいるにも拘らず、村一つ総てを水に沈めてしまうというその無謀ともいえる発想に驚きました。
建設当時、この徳山ダムのニュースを耳にしながら特に何も考えていなかったのですが、今思うと、もし自分の故郷が総て沈んでしまうのかと想像するに、たとえそれが有益な事業であっても賛成をためらうのではないかと考えてしまいます。そんな複雑な思いでこのダム湖を眺めました。
皆さんもぜひこの、風光明媚で複雑な思いが湧く徳山ダムを訪れてみられてはいかがでしょうか。
今日の写真はその徳山ダム湖を背景にした写真で、11月17日に撮影しました。ダム湖の山々は植林場所が少なく、ほとんどが広葉樹林ですから、紅葉の最盛期は美しい景色を見ることができると思います。またダム湖周辺の道路は素晴らしく綺麗に整備されています。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。大きな写真の撮影データは焦点距12.3mm、35ミリ版換算34mm、ISO 400、F 4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。