岐阜市近郊にある自宅周辺は、里山と言われる大きな川を中心に田や畑が広がる農村で、周囲の低い山の向こうには1000m以下の山の峰が連なっています。ここから10分も走ると濃尾平野に出ますから、平野部と山間部が切り替わる地点でもあります。
農地はかつては水田が多かったのですが、現在は柿畑や麦畑に変わっており、その柿畑も後継者不足からどんどん切り倒されています。こういった自宅周辺を散歩していると、様々な野生動物に出会え、幾種類もの野鳥たちを見ることができます。
1枚目の写真は、国道と並行して走る樽見鉄道の向こうが麦畑で、ここからは見えませんが一段下がったところに柿畑が広がっています。この辺りはキジをよく見かけます。撮影は去年の一月ですが、遠くの山には雪が降っています。
2枚目は農村風景の中を走る樽見鉄道で、その向こうに国道があります。この辺りの山の標高は50mほどだと思います。この山の中にサルやシカがたくさん住んでいます。
3枚目は農地の上空を飛ぶノスリで、ネズミなどを探しているのでしょうか。散歩ではこの鳥にもよく出会います。
柿畑の周辺には少し高い落葉樹がありますが、冬の時期にはここでたくさんのカワラヒワ、シメ、イカル、ツグミを見ることができます。彼らは冬に大群を作りますが、それを目当てにしてか、チョウゲンボウ、ハイタカ、オオタカなどの猛禽類もここで見られます。ここは野生豊かな彼らの楽園です。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。大きな写真の撮影データは焦点距9.0mm、35ミリ版換算25mm、ISO400、F 5.6、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックしてもう少し大きく見ることが出来ます。