今日は昨日のキレンジャクの続きです。この日の撮影はお天気に恵まれ、めったにない最高の条件でした。陽が照って明るく、空は青く、そして風がほとんどないといったこれ以上は望めないような好天だったのです。ヒレンジャクの手前にヤドリギの実がいよく見えています。
ただ残念なのはカメラマンがたくさんいたことから、ヒレンジャクにもっと近づくといった大胆な行動がとれなかったことです。一人であればもっと良い撮影ポイントに着けたのですが。
レンジャクはどの個体も羽毛が絹のように美しく、淡い体色の中にポイントとなる濃い色が配置され、頭の冠羽と共に気品があります。もっと近くで鮮明に撮りたい鳥です。
上の位置に停まっているヒレンジャクのお尻から粘っこそうな糞が出ているのがお判りでしょうか。ヤドリギの実はとても粘っこく、こうして糸を引きます。これが木の他の部分や他の木に付着、発芽し、繁殖していきます。ヤドリギは鳥を利用しているのがよく分かります。
このヤドリギは着生ではなく寄生しますから元の木を弱らせてしまいます。だからこの辺りでは最大規模のヤドリギ並木も、いずれは枯れてしまうはずです。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO400、F 7.1、1/1,000sでした。また、1枚目の写真はクリックしてもう少し大きく見ることが出来ます。
