中米の国ベリーズは熱帯地方に位置する国ですから、そこに生息する鳥たちの種類は日本とはだいぶ違います。例えば花の蜜を吸うハチドリや、カラフルなインコは日本におらず熱帯特有の種類です。でも近頃は日本でもインコの一種が繁殖しているようですが。
ベリーズは日本ではあまり知られていませんが、欧米ではバードウオッチングのための旅行先として人気があるのです。たとえば今日の写真の Collared Aracari(カラード アラカリ)はジャングルに住む熱帯特有の鳥たちですが、彼らを見放題なのです。
彼らは人をあまり警戒しませんから、ホテルが設置したエサ台に良く集まります。ですからジャングルを探し回らなくても快適なホテルのラウンジやダイニングに座ったままバードウオッチングが楽しめるのです。
このような餌台はどのホテルにも設置されており、さすがに街中のホテルでは難しいのですが、ジャングルに建つものであればどこに泊っても期待を裏切ることはありません。鳥好きの人にとってベリーズは隠れた目的地です。
餌台に集まる鳥は様々で次から次へと、時には珍しい種類が訪れることから、そこから離れられなくなってしまい、ツアーに参加する気持ちが揺らぐことになるのは一つの弊害かもしれません。更には餌台に来なくとも、その周りにもたくさんの鳥たちが集まってきますから尚更なのです。
使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.5-4.5 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F 5.6、1/320sでした。