中米の国ベリーズの最大の都市であるベリーズシティから、車で1時間ほどの所にクルックドツリー野生生物保護区があります。ここは世界の湿地を保全する目的で設立されたラムサール条約に加盟しており、豊かな自然が保たれている場所として欧米では人気の旅行先となっています。
写真は保護区内の湖畔にあるホテルの庭の木に停まる Green Kingfisher(グリーン キングフィッシャー)のメスで、この国では小型のカワセミです。
この国の野鳥は、コスタリカでもそうでしたが人をあまり怖がりませんから、かなり近くまで寄って撮ることができます。こちらの鳥と接していると、日本の野鳥はどうしてあんなに人を警戒するのだろうと不思議に思えてしまうほどです。
カワセミがいた木のすぐ近くにキツツキが子育てをしている巣があり、両親が頻繁に餌を運んでいました。この木に彫られた巣の位置は人間の背丈より低い位置だったのには驚きました。
湖の上空にはタニシを専門に狩るスネイルカイトが、ホバリングしながら水中のタニシを探しています。こうして水中の獲物を狙うのは彼だけでなく、カワセミやミサゴがやはりホバリングする姿を見ることができます。ここは本当に野生豊かな場所なのです。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F 5.6、1/500sでした。