ベリーズ 街中のマングローブが茂る川

　中米の国ベリーズに住んでいた時、自宅はこの国一番の都市であるベリーズシティの中心部から、車で15分ほどの距離にある住宅地にありました。ベリーズシティはカリブ海に突き出た扇状地であることから標高が低く沼地や水場があちこちにあります。その分緑にあふれ市街地であっても野生動物が多く、彼らはいつも身近な存在でした。
　今日の写真は、自宅から歩いて２０分ほどの距離にある橋で、その下を流れるベリーズ川はベリーズシティ市街地を南北に分けるようにして流れています。その川の両岸には写真の通り背の高いマングローブが茂っており、その風景はまるでジャングルの中にいるかのようです。これは上流側の景色です。

　この川には人を襲うほどに成長する恐ろしいクロコダイル、ボートと一緒に泳ぐカワイルカ、そして運が良ければマナティも見ることができます。またマングローブの林には他の国ではジャングルでしか見られないような鳥たちにも橋の上から出会うことができます。

　この写真は同じ橋から見た下流側の景色で、やはり両岸はマングローブに覆われています。ただ下流に向かうほど少しづつ木の背が低くなっていきます。自宅からこの橋までの散歩は当時の週末の日課になっていましたが、ここは何度訪れても楽しみな場所でした。

　使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距70mm、35ミリ版換算105mm、ISO400、F 8.0、1/400sでした。すべての写真はクリックして大きく見ることができます。