中米の国ベリーズの首都はベルモパンで内陸部にあるのですが、最も大きな都市はカリブ海に面したベリーズシティです。これは1972年に遷都したためで、理由はたび重なるハリケーンの被害から逃れるのが目的でした。それほどにベリーズシティはハリケーンに対して脆弱なのですが、それは市内全体の標高の低さによるものです。
市内にはあちこちに標高が低いゆえの水場があり、空き地にはマングローブが茂っています。市内でもそんな自然環境ですから野生動物は多く、彼らは日常生活の中で身近な存在なのです。
今日の写真は Green Heron(グリーン ヘロン、日本名ササゴイの仲間)で、当時住んでいたベリーズシティの住宅地にある自宅周辺で毎日のように見かけました。彼も他のこの国の野鳥と同じく人をあまり怖がらず、人が近くにいても自身の漁に没頭します。
自宅敷地横は道路で、そこに幅が2mほどある道路側溝があり、たくさんの魚が住んでいるのですが、彼は毎日ここで漁をします。彼の漁の腕前は素晴らしく、その動きはまさに電光石火のごとくです。そういったことはここで彼を毎日見るようになって知りました。ベリーズでは人間と野生動物がとても近いのです。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F 6.3、1/640sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。