中米の国ベリーズに滞在していた頃、田舎が見たくて宿を取った出先の町から日帰りで車でドライブしたことがあります。ベリーズのオレンジウオークという町の周辺にメノナイト（アーミッシュのような昔ながらの暮らしを守っているドイツ系の人々）が多く住み、他では見られない風景に出会います。彼らはみな同じ服を着、電気を使わず、今でも馬車を使います。ハリウッド映画の「目撃者」に登場するような人々です。これらの写真はメノナイトが多く住む場所で、1枚目は丘の上から遠くに地平線が見えます。
ベリーズの内陸部は気温が高いですから川を見ると泳ぎたくなります。でもワニがいることからどこでもよいという訳にはいかず、地元の人々が泳ぐ場所をメノナイトの人に教えてもらいました。川の水は紅茶のような色をしており、透明度はあまりありませんが、澄んでいて抵抗はありません。メノナイトの人々は決してこういった場所に現れず、彼らの中だけで交流し、泳ぐときも彼らだけで集まります。
ベリーズは多民族が入り混じって住む国であり、日本ではなかなか味わえない場面に出くわします。またそれなりのマナーがありますから気を付ける必要があります。ちなみにメノナイトは写真を撮られるのを嫌います。
使用機材のカメラはPanasonic Lumix FX60 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 6.8mm、35ミリ版換算 38 mm、 ISO 80、F 5.6、1/640sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
