中米の国ベリーズに住んでいた期間、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの中心部から車で15分ほどの住宅地にありました。ベリーズシティはカリブ海に突き出た扇状地であることから市内全体の標高が低く、あちこちに水場あり、そのため街中でありながらも自然豊かな土地で、市内にマングローブの林があるのは珍しくありません。自宅周辺は市街中心部から離れていますから、ジャングルとそれほど変わらないというのは大げさですが、そう言いたくなるほど自然は更に豊かです。
自宅から歩いて30分ほどの距離に、市街地を二分するように流れるベリーズ川の支流に架かる橋があり、週末はその橋を折り返し地点として散歩をするのが日課になっていました。今日の写真はその散歩時に撮ったもので、1枚目は橋の上から見た下流側の様子です。両岸に街中とは思えないほどにマングローブが茂っています。
これは散歩道のコース上にある自宅敷地隣の道路側溝に咲いたスイレンの花に来たミツバチです。熱帯地方ではスイレンがいつ咲いていつ散るのか判然とせず、いつも咲いているようで花の写真だけでは時期が特定できません。イメージとしては年中花があるような気がしています。でも道路側溝にスイレンが咲いているなんて風情のあるいい環境ですね。
こちらはやはりコース上で出会ったオリーブスローテッド パアラキートで、この国で最も一般的に見られるインコです。日常生活の中でいつもインコが身近にいることに、なぜかうれしくなります。
こちらは日本のスズメのような存在で、毎日必ず見かけるホワイトカラード シードイーターです。散歩道の草むらで雑草の実を食べているのをよく見かけます。こちらはメスでかわいらしい姿が愛くるしい鳥です。
こちらが動かずにじっとしていると気づかないのか、すぐ近くまで寄ってきます。割と人を恐れない種類の一つです。オスは白黒の体色で、電柱の天辺などで哀愁のあるさえずりをします。
使用機材のカメラは Fujifilm FinePix F60fd 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 8.0mm、35ミリ版換算 37 mm、 ISO 100、F 4.5、1/400sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
