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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 背景はサンホセ西公園の巨木広場

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 中米コスタリカは国土面積が日本の九州と四国を合わせたほどの広さですが、中米の細長い部分にあり東がカリブ海、西が太平洋と二つの海洋に挟まれ、その国土の中央には高い山脈が走っているという変化に富んだ地形をしており、そのため国内の動植物の自然の多様性が豊かな世界有数の国となっています。この国がエコツーリズムで有名になった理由の一つがここにあります。
 今日の写真はコスタリカの首都サンホセの郊外にある緑地公園で撮ったもので、ここにはジャングルの中の散策道や巨木の林立する林があります。ジャングルを普段経験することのない日本人にはそれを簡単に体験できる魅力的な場所です。1枚目は巨木の林を背景にしたもので、木の太さもさることながらその天を突く高さにも驚きます。

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 この森に限らず熱帯気候のコスタリカの多くの木には植物が着生しています。これらは木に寄生しているのではないため宿主から養分を得ることなく、空気中から得ていることからエアープラントと呼ばれます。この写真はこの辺りで最も多くみられ、緑がかった白い花をつけるランの仲間です。花の形がきれいです。

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 この森にはたくさんの大木があるのですが、その中の多くは白アリの被害にあっており、そのため倒れている木を何本も見かけます。それらの木は汗のように樹液をたくさん出していますからすぐに分かります。そしてある日突然にこのようにぽっきりと折れたり根っこごと倒れたりします。白アリおそるべしです。この写真はコンパクトカメラの Nikon P4で撮りました。

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 使用機材のカメラはSONY α700、レンズは Sony DT 18-200。1枚目の写真の撮影データは焦点距離18mm、35ミリ版換算27mm、ISO 200、F 6.3、1/100sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。