写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 飛ぶ野生たち

f:id:photolifenet:20211003085700p:plain

  中米の国ベリーズは、国土が日本の四国ほどしかない小さな国ですが、人口は約33万人と非常に少なく密度はまばらです。その原因の一つは、国土の多くが平坦でその標高が低いことから湿地が多く人が住むに適さないことと、農地などへの開発が簡単ではないことが挙げられます。この国の最大の都市べリーズシティはカリブ海の沿岸にあり、やはり標高が低く市内のあちこちに湿地がありマングローブの群生地もあります。しかしそれが豊かな自然を育む要因となり、市内でも多くの野生動物が生息し、それらを日常的に目にすることができます。今日はそんな自然豊かなベリーズシティの様子をご紹介します。1枚目は夕方になると自宅の上空を通過するシロトキです。首に黒い羽毛が見えていますからまだ成鳥になり切っていない個体のようです。

f:id:photolifenet:20211003085749p:plain

 シロトキは10羽から50羽ほどの群れを作って編隊飛行します。朝はねぐらから餌場へ、そして夕方はこうして仲間と共にねぐらに帰ります。このように集団で移動するのは猛禽類の襲撃を恐れるからでしょう。1羽の時に襲われるより集団の時の方が生き伸びる確率は高まるでしょうから。

f:id:photolifenet:20211003085820p:plain

 朝晩に移動するのはシロトキばかりでなく季節によりますがツバメもこうして上空を通過して行きます。この他にブラックバードやインコ類も自宅上空を通ってねぐらと餌場を行き来しています。

f:id:photolifenet:20211003085845p:plain

 こちらは自宅近くの散歩の際に見かけたオレンジ色の美しいチョウです。野生の姿はいつでも人の心を和ませてくれますね。

f:id:photolifenet:20211003085622p:plain

 使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。