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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

セントルシア 背景は穏やかなロドニー湾

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 カリブ海の島国セントルシアは、600平方キロメートル強と日本の淡路島くらいの国土面積で、人口は16万人ほどの小さな国です。しかしカリブ海という地の利があるため観光業が盛んで、現在これまでの産業の主力であったバナナ生産にとって代わる勢いで発展しています。欧米ではセントルシアは観光地としてとても有名で、新婚旅行先としてあこがれの地でもあるのです。でも今回のコロナ騒動で大きな打撃を受けているかもしれません。
 この島の魅力は何といっても風光明媚でありながら極度に観光地化されていない島の素朴さだと思います。人は優しく島のどこを訪れてものんびりと寛げて自然の美しさや現地の料理を楽しむことができます。この島の観光の中心地となっているのが島北部のロドニー湾で、長いビーチに多くのホテルやレストランが並んでいます。その北端に今日の写真の舞台であるピジョンアイランド国立公園があります。1枚目は園内の砦の遺跡に登る途中で、背景の海は湾内であるため波が穏やかで気持ちいいですね。

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 1月のセントルシアは一年のうちで最も島がにぎやかになる観光シーズンで、欧米から多くの人々が訪れます。気候は乾燥して涼しくハリケーンは来ず、そしてこの写真にある通り島中が花に包まれます。海の青とピンクの花の取り合わせがきれいですね。

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 ピンクの花を近くで見るとこんな様子です。遠目には日本の桜のようですが実際は大分違います。ちなみに中米の桜と言われているのは日本と同じ時期の3月から4月にに咲くポウイという花です。

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 使用機材のカメラはSONY α100、レンズは Minolta AF35-105 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距離35mm、35ミリ版換算52mm、ISO 100、F 6.3、1/160sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。