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日本 大口径レンズの描写

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 今日の写真は岐阜市近郊にある自宅から近い揖斐川町谷汲山華厳寺の境内で撮った1枚です。時期は10月でそろそろ紅葉が始まる季節ですが、背景にはまだ緑が目立ちます。この写真の撮影レンズはタムロンの高性能版であるSPシリーズですが、現在では既にだいぶ古いタイプです。レンジが28㎜-75㎜の標準域で明るさは2.8の遠しであり、このタイプは多少のレンジの違いはありますが例外なく各社が性能を競って開発しているものです。そんなレンズですから写りが悪い訳はなく素晴らしい描写を見せてくれます。メーカーにによって多少の性能差があるでしょうが、それはごく細部に留まる程度だと思います。このような高性能レンズには写真につややかさや、濡れたようなみずみずしさを感じますし、そしてそれがこの写真のような臨場感につながるのでしょうか。

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 こちらの写真もやはり華厳寺で山門前の様子ですが奥に門が見え、その両側に茶店が並んでいます。このような明るい風景写真ならどの価格帯のレンズで撮ってもそれほどの違いは現れないと思います。高性能レンズを楽しむにはそれなりの被写体を選ぶことが必要ですね。

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 こちらがタムロンの高性能SPレンズです。やはり大口径は見た目が美しく外観からして魅力的です。こうした大きなガラスをつけたレンズは高級感があり、それだけでよい写真が撮れそうな気になります。
 高性能フルサイズのデジタルカメラの登場によってレンズの持っている性能をフルに引き出せるようになりました。フィルム時代を含めてこれまでに登場したすべてのレンズの本来の性能を再確認し楽しめるのは本当に良い時代だと思います。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱ、レンズは Tamron SP AF28-75mm F2.8 LD。1枚目の写真の撮影データは焦点距50mm、35ミリ版換算50mm、ISO500、F5.6、1/125sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。