セントルシア 背景はピジョンアイランドの火炎樹

　カリブ海の島国セントルシアは国土が日本の淡路島ほどの小さな国ですが、熱帯地方に位置するために気候は穏やかでサンゴ礁の美しい海と国の中央部に広がるジャングルがこの島を世界有数の観光地に仕立てています。その観光の中心地が島の北部のロドニーベイ周辺で、ここにはこの島で最も長いビーチがあり、それに沿ってホテルやレストランが並び、東カリブ最大のヨットハーバーがあります。そのロドニー湾の北端にピジョンアイランド国立公園があり今日の写真はその園内で撮ったものです。1枚目の背後に咲くのは火炎樹です。

　熱帯地方では、アフリカでもそうだったのですが赤く燃えるような花をつける火炎樹が4月から8月にかけて咲きます。このセントルシアも例外ではなくその季節には島中でこの赤い花を見ることができます。日本でいえば桜のような存在でしょうか。ただ桜より咲いている時期が長く、はかなさはありませんがいつまでも長く楽しむことができます。2枚目は園内の散策道で火炎樹の散った花びらの絨毯です。

　園内には丘が二つありそのどれにも登ることができます。その丘の一つから見降ろした園内のビーチとジャングルで、火炎樹で赤く染まっているのが分かります。これはまさに熱帯地方の風景ですね。

　使用機材のカメラはSony α100、レンズは Minolta AF35-105 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距45mm、35ミリ版換算67mm、ISO100、F56.3、1/250sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。